11月上旬「学校の大問題~これからの教育リスクを考える~」という本が出版されました。
著者の石川一郎先生は、東京の有名私立中高の校長やカリキュラムマネージャーとして活躍されている先生で、新しい教育の在り方について日々提案されている、私学会では有名な方です。
経済産業省の「未来の教室」で「教育コーチ」としてご一緒する機会があり、そこで意気投合。今回の著書で「ICTと学校を繋ぐためには」というテーマで対談した内容を取り上げてくださいました。
この本全体に共通するのは「ブルームのタキソノミー 」という教育学の理論です。
簡単にいうと「【記憶する→理解する→応用する→分析する→評価する→創造する】という6段階の認知過程(物事を認識して自分のチカラとしていくプロセス)があり、より高い方(創造する)を目指しましょう」という考え方です。
我々が学校で学んだ頃は「記憶」中心の授業が殆どでした。実は今でもその傾向が強いのが日本の教育です。
GIGAスクール構想でICTが一気に導入されるのですが、これを上手く活用して、一人一人が創造的に活動できる学習スタイルに変わっていくために、どう考え、何から始めると良いのか、について「ブルームのタキソノミー」から提案した画期的な内容です。佐賀本校のカウンターにも置いています。全国の書店にも置かれています。
興味のある方はぜひお読みください。