佐賀市の高岸幼稚園でのICTタイムは、今日から「えほんづくり」の単元に入りました。
3回の活動で
1)iPadと「ピッケのつくるえほん 」アプリを使って、3人で1冊のえほんをつくる。
2)つくったえほんを印刷して、製本する。(ハサミで切って、糊付けする)
えほんの内容を声で話して録音する。
3)クラス全体で発表会(プロジェクターに投写して、みんなに発表する)
という流れで進んでいきます。
今日は第1回目。「3人で1冊のえほんをつくる」にチャレンジしました。
3人グループに1台のiPadを渡します。
テーマは「すきなあそび」です。
基本のお約束
「まつ・みる・おうえんする」
と
「やさしくあつかう・てをださない・きょうりょくする」
を守りながら、友達の作品からアイデアをもらったり、教えあったり、考え合いながら、普段とは少し違った創作活動を楽しんでくれました。
園児たちがスムーズに活動してくれるための手立てとして、
・操作方法を伝える:インストラクターが自分で操作している指を大きく投写して話す
(園児たちは操作の指を目で追って理解しようとする)
・交代の時間を伝える:砂時計を使って「砂が下に落ちらた交代してね」と伝える
(音が出ず作業に集中しやすく、残り時間を感覚的につかみやすい)
こうした点に留意しています。
えほんの題名や、表紙や裏表紙の色や絵などについても話し合いながら一緒につくりました。どのグループもしっかり協力して完成することができました。
次回は、製本と録音です。
最後は発表会がまっています。
楽しい(園児によっては夢中になりすぎることもある)道具を共有しながら、同じテーマの作品を一緒につくることを通して、
順番を待ったり、協力したり、そして一人の時とは違う楽しさや、つくったモノを伝える喜びを味わってくれたらと思います。
2017/6/14 ICTスクールNEL佐賀本校校長 田中康平