H29年度の幼稚園・保育園での「ICTタイム」のカリキュラムがスタートしました。
第1回目は「まつ・みる・おうえんする」のお約束を確認した後に、
みんなで協力しながら楽しんだり、何かを達成する体験を中心に園児の活動をデザインしています。
1台のiPadを使って、写真パズルや、神経衰弱を行うのですが、
「まつ」自分の順番を待つ
「みる」友達がどんな風に操作したり、振舞っているのかを見る
「おうえんする」困っている友達がいたら、声に出して応援しよう
ということを意識付けながら、楽しく活動できるようにサポートしています。
「パズルをどこにはめたらいいの?」「神経衰弱で、どこをめくったらいいの?」
そんな姿を見せている友達には、「がんばって〜」という声のほかに
「あっちだよ」「そっちだよ」「そこだよ!」「右の方」「上、上!」
という、ガイドの声が混じります。
インストラクターは、抽象的な言葉が具体的な言葉に変わっていくようにサポート。
そうすると、友達へのガイドもスムーズになり、協力しながらどんどん進めることができました。
年々、園児たちにとってタブレットやスマートフォンは普通の道具になっているケースが増えています。
昨年度から、操作を教えることは不要となりました。
そのかわり、「一人で使うことがある」という園児が増えています。
ICTタイムの後に園児たちに聞いてみたら
「みんなで協力して楽しかった」と感じてもらえたようでした。
「応援してもらって、嬉しかった」
「応援したのが、楽しかった」
という感想も聞くことができ、良いスタートになったのではと、ホッとしています。
子供達の将来を考えると、ICTは不可欠な道具になると思います。
動画視聴やゲームを楽しむだけではなく
「何かを表現する・創造する」「一人ではできないことでも、友達と協力しながら実現する」
ということを、今の年齢から体験してもらいたいと思います。